夏期学習会・教材展示会

夏期休業期間中に、お互いのスキルアップ向上を目的として、職員同士で講師となり「国語科のアセスメントについて」「目標の違う生徒たちの集団授業の工夫」「自立活動について」「生活単元基礎研修」「ICT研修(3講座)」「教材制作」の全8講座の夏期学習会を実施しました。参加した職員からは、「子どものやりたい気持ちを大事にして授業を考えていきたい。」「子どもの実態に合った教材を作ることの大切さを学んだ。」「今後の授業づくりのヒントになった。」等の感想が出された。

また、児童生徒の実態に合う教材を見つけたり、作ったりするきっかけとなることを目的に、教材展示会を行いました。各クラスから教材を提供し合い、数の学習のための魚釣りゲームや文字のなぞり書き教材等々、様々な教材が集まりました。他にも個別学習や朝の会の手順表等iPadを使ったデジタル教材も展示されました。

 

 


医療的ケア研修

 7月28日(木)に本校の大会議室で医療的ケア研修を行いました。今年度は、歯科医の猪俣英理先生をお迎えし、「給食を安全においしく食べるために」というテーマでご講演いただきました。食物が口腔から食道を通って行く様子の映像を見ながら、口唇や舌の動きについて詳しくお話をうかがうことができました。また、様々な症例を元に食事をするときの適切な姿勢や支援についても詳しくお話をしていただきました。子どもたちが楽しく安全に給食を食べることができるように、今回の研修で学んだことを生かして指導をおこなっていきたいと思います。


令和四年度 群馬県特別支援教育研究会知的障害教育部会

第六十五回 夏季研修会 

 8月5日金曜日、日本理化学工業株式会社の代表取締役社長 大山隆久様を迎え、『働く幸せのために「社員から教わったこと」』を演題として講演会を開催しました。

 貴社が障がい者雇用を続けてきたのは、彼らが集中力/継続力のあるものづくりの職人だからといったことや、誰もが働きやすくなるための職場での工夫(色分けによる材料計量、砂時計の活用など)を教えていただきました。中でも、社員から教わったこととして挙げられていた“人の役に立つことが自分の存在意義を確認することにつながり、プライド、自信、そして、その責任によって、人からの信頼、幸せの実感につながっていく”という言葉が大変印象に残りました。教えていただいたことを、目の前にいる子どもたちへの教育にいかしていきたいと思います。


特別支援学校機能強化事業研修会報告

 8月23日(火)、anomira代表の作業療法士である北爪浩美先生をお迎えし、「特別支援が必要な子どもの行動特性と対応の工夫」のテーマで職員研修(講演会)を実施しました。 本校で学ぶ子どもたちの中には、行動を切り替えることが苦手で時間を要する子どももおり、職員は、どのようにかかわったらスムーズに切り替えができるのか、試行錯誤しながら支援にあたっています。そのような子どもたちの行動の背景にある要因や、支援する上での配慮事項等について、作業療法士の立場から示唆をいただきました。

 行動の切り替えの苦手さは、記憶に起因するところが大きいということや、子どもの行動に応じてどんな配慮をしてかかわったらよいかといったことについてお話しいただきました。子どもたちの中には、動きと言葉が正しく結びついていないことがあり、擬音語や擬態語などのオノマトペを使って、行動を言語化し、動きに応じた言葉をかけていくことが大切だというお話がありました。研修したことを実践していきたいと思います。


職業教育等推進研修会 

 

 8月24日(水)、NPO法人HOMEの講師である吉間貴代美先生をお迎えし、「卒業後を見すえて学校でできること」のテーマで職員研修(講演会)を実施しました。本校の子どもたちに卒業後どんな生活を送ってほしいか、今、子どもたちのために学校ができることは何か、教育現場と福祉の現場の両方の経験を踏まえて、お話をいただきました。講演の中では、本校の職員とやり取りをしながらテーマについて深めることができました。

 「学校は子どもの可能性を信じて支援し続けるところ、できることを増やし、できる幸せを感じることができるところ、学校でしかできないことがある。また、子どもの生活を支える保護者のみなさんとの連携が大切である。」という言葉がありました。今回の研修を生かして、保護者の皆さんと連携しながら、子どもたちの成長を支えていきたいと思います。